神岡の家 完成

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2012/4/30 月曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 現場ピックアップ

兵庫県たつの市で進めておりました設計施工{神岡の家} 完成です。
ガリュウム鋼板屋根に社寺建築の技術を生かし曲線を取り入れた伝統工法の家に仕上がりました。
お施主様のご要望により収納をありとあらゆる箇所に設け ”手を広げると何かが掴める”空間設計とし
(設計担当者談)ご主人様には友人が多いいので、とにかくみんなでくつろげる場所を作ってほしいとのご希望にて木製デッキも造りました。
檜の30cm直径の柱や日本材をふんだんに使用した内外装はホント落ち着きます。

施工中は、「西嶋さんって社寺建築屋さんやなかった?」そんなご通行中の皆様のお声掛けを沢山いただきました(笑)

そうなんですね。。。私たちは住宅{家}も手掛けます。
設計部には若いスタッフが毎日古建築と格闘してますが新建築住宅のお話をいただくとなぜか目を輝かせます・・・
どうやら歴史考査ストレスが溜まっているみたです。

当家、お施主様より見学希望の方はどうぞ!とのお言葉をいただいております。
ご希望の方は以下までmailもしくはお電話いただければ対応致します。

神岡の家見学希望と明記下さい
mail nishijimakomuten@if-n.ne.jp
電話 079-236-4881

(株)西嶋工務店 担当 西谷 まで
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善徳寺修復 真宗大谷派

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2012/4/23 月曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 現場ピックアップ

御用達寺院である姫路市勝原区 真宗大谷派 善徳寺 広岡ご住職 本堂内陣修復工事が始まりました。

着手前に御本尊動座式が善徳寺ご住職、後住そしてご寺院さま門徒様参衆の中、厳粛にとり行われました。

この度の工事は、内陣修復に伴う荘厳並びに床板張替等の修復工事です。

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新婚さん

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2012/4/21 土曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

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入弟7年目に入りました 高森賢太郎 、昨年暮れに結婚しまして幸せのまっただ中です。
今年は、賢太郎2世も誕生予定にて しっかりせなアカン!!奴の一人になってます。
今日は御宮の平太鼓釣りを作成する打ち合わせしてます。
(写真左は設計部の大先輩 西谷先生です。。。)

賢太郎ただ今真宗大谷派 善徳寺さま内陣修復工事の為、欅床板を加工中ですが
今回の太鼓釣りは段取りのみ行い寮生に指示し作成します。
(作成に当たっては夜な夜な作成するようにとの親方からの指示・・)

前寮長賢太郎さまの鉄拳が毎夜振り落とされるのが楽しみですね。。。

永男氏追悼

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2012/4/17 火曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

14日午後相撲甚句の作詞者として有名な永男(のりお 本名 福田永昌)氏が亡くなられました。

82歳日本相撲甚句会創設者でもあり人徳のあるお方でした。

実は永男氏、縁ありて弊社40周年記念に先代西嶋勉親方のお祝いを兼ね、その生涯を作詞の上甚句としてお披露目頂きました。

その作詞内容といい節回しは今も私たちの心の中に響き渡っています。

お優しいもの仕草から厳しき修行をされたお姿は私たちにとりましてもよき師匠でもありました。

          ここに心よりご冥福をお祈りいたします。

                        宮大工 大都流 当主 鳳雲 合掌

新弟子

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2012/4/16 月曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

今春、宮大工を目指して二人の若者が大都流の門をくぐりました。

百田将司 香川県出身 二十二歳
坊垣賢介 姫路市出身 十八歳
二名とも昨年二週間の研修期間を得て親方に許しを頂き晴れて入弟となりました。

兄弟子、会社の先輩方全員に挨拶をし、寮長 岩本剛から寮生活の規矩(規則)を指導頂き
緊張した出初めです。

弟子入りし、道具一式揃えていただき一番最初にカンナや道具を使わせていただけるのがこの道具箱です。
兄弟子の指示に従い、夜な夜な作り上げ親方に検証してもらいます。

朝、五時起床ー会社内外の掃き掃除ー鍵開けー朝食ー現場へ出発
帰社ートイレ掃除ー夕食ー砥ぎ・道具手入れ・課題作成ー風呂ー洗濯ー就寝

挨拶の出来不出来だけで鬼弟子から雷です。。

この子供たちが志を達成できるよう皆と共に見守って行きます。

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{ 写真・・左 百田 右 坊垣 }

山岡邸修復

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西嶋工務店より / カテゴリ : 現場ピックアップ

池田市にて進めてます民家修復工事 山岡邸です。

大工工事の下地が完了しただ今屋根瓦葺きに入ってます。

瓦は耐寒いぶし瓦桟葺仕様、軒先木部は檜材にて施工です。

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新潟 北方文化博物館

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2012/3/23 金曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

先日、弟子の親父さまが急にご逝去されたとの訃報を聞き石川県までお線香手向けに上がってきました。

翌日私事にて新潟まで足を運んできました。

いまだ至る所に雪が残り、米処新潟の田には播州地方では目にすることのない白鳥が飛来し羽を休めています。

駅にて「この地にしか見学できないところはありますか?」と昔、東北美人であっただろうと思われる(失礼)初老のおばあさんにお訪ねすると

「そりゃぁ、伊藤さまの家に行けばいい。有難いお家だから。」あまりにもおばあさんの笑顔がありがたそうだったで、新潟駅から車で30分

田園地帯の真ん中にそびえ立つ 伊藤家 北方文化博物館に見学に上がりました。

博物館の内容は、上記よりリンク北方文化博物館ホームページご覧ください。

入り口で入場券を買い、丁度昼を過ぎようとしてたので園内のそば屋で十割そばに舌鼓してた時でした。
隣のおじいさんが、「あなたはどこからこられたのですか?」と聞かれ、諸事情をお話してますと急に「わかりました。今からこの家を案内して上げます。
それから、普通は入れない特別な部屋もご案内します」
よくよくお聞きしてますと、この家の当主 伊藤文吉さんでした。そして伊藤さんは名の知れた財団の館長でもあります。

30mの一本梁、1間仏壇、古美術の数々・・・と、それはもう素晴らしい内容でした。

豪商 伊藤家 日本で指折りの庄屋です。
当主伊藤さま(この地では伊藤さまと呼ばれているみたいです)からこんな温かいお話を聞かせていただきました。

30m梁を使ってる事について。
「お金があるとはね、人に分け与えるとかばらまくとか寄付するとかそれは本当の意味で金持ちとは言えないんです。
例えばこの梁、長い梁です。実は、新潟の山から切り出したんじゃない、福島の山からわざわざ切りだして筏で川を下りこの地に運んだんです。」

「それはなぜかわかりますか? 福島に居る山師や大工に関わらす事で雇用を作り出したんです。一人の山師(木を切る職人)を呼ぶと家族が付いてくる。
一人に最低3人はやってくる。次は家族の仕事を探す、煮炊きや人夫、はたまた職人見習いまでいろいろと生活が出来るようになる。
これがね、財を持つ人がやる大切な仕事なんです。今のお金持ちさんは、皆名誉とか地位とか引っかかって駄目ですね(笑)」

それから続けて伊藤さまは云われました。
「宮大工さんはいい仕事です。この時代厳しいでしょ?でもね、絶対に忘れてはいけないことがあります。それは、本物を残すことです。
本物とは、神仏に逆らわない仕事です。大変ですが一人ぐらいこれを守る人が居てもいいと思います。どうか頑張って下さい。」

有難いお話でした・・。

粉雪舞い散る寒空の中、よき出会いに巡り合えた私は幸せ者です。

伊藤さま本当に有難うございました。

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山岡邸修復工事

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2012/3/8 木曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 現場ピックアップ

大阪府池田市 山岡邸住宅修復工事現場から

100年以上経過した伝統ある古民家の修復工事に入りました。
工事は、主屋の屋根修復と蔵の諸修理です。
本葺き屋根に耐えてきた大屋根と塗り上げの軒を耐震と今後の維持を考え修復してます。
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東觜崎の家

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2012/3/6 火曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 現場ピックアップ

兵庫県たつの市に建設中の東觜崎の家です。
木工事がほぼ完了し、いよいよ仕上げ工事に入ります。

屋根はアール・360ミリ径檜丸柱を使用したリビングと・・少し変わった意匠を取り入れています。
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法被授与式 岩本 剛

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2012/2/16 木曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

東京都八王子市出身 岩本 剛 君 この度、目出度く親方から宮大工大都流の法被を授与されました。

これにて岩本剛は棟梁の称号を得ました。

剛は、八王子の高校を卒業後すぐさま弟子入りの許しを得る為何度も日参し、やっとの思いで許可を頂きこの厳しい宮大工の道に入りました。
昨年より卒業試験である墨付けを任され伝統工法により見事完成いたしました。

法被授与式は親方の家にて仏前法要ー授与式ー先代墓前報告法要ー直会 と厳粛に執り行われます。
先代奥様も立ち会われますが、感心したのは終始足を崩さず、箸の上げ下ろしから乱れなく作法を行えるようになった事は
この四年間如何に本人の修行への取り組みが間違ってなかったかと証明できるようだと喜んでくれてました。

法被の裏地は本人が自分で購入し好きなものを先代奥様が縫いつけます。
お題は{唐獅子}でした。
法被に 流派当主より 匠明 の書きつけが添えられいよいよ剛はこれから大都流の修行へ入って行きます。

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