平成三十年幕開け

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2017/12/31 日曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

nantenn

皆さまあけましておめでとうございます。

昨年は弊社株式会社西嶋工務店並びに一門を助けて頂き有難うございました。

毎年のことではありますが、真言宗、禅宗、真宗、日蓮宗、天台宗、宗教界、神社界そして一般の住宅、官公庁と様々なお施主様にお世話になりました。

お陰様で素晴らしい皆さまに出会え技もさることながら精神を学ばせて頂きました。

一門にもいろいろな出来事がありました。修行半ばで道をあきらめた者、心新たに宮大工の道を目指し門をたたいてきた者・・。
皆一応にして志を以て入門してきたのです。
続くものと続かない者の違いとは何か・・。それははっきりとわかります。
それは願いであります。
願いが本物であるか純度の高い素直なものであるかそれだけです。
弟子入りした子供たちはその日から親方や兄弟子たちに厳しい指導を受けます。
親にも叱られたことのない不条理な叱咤を受けます。お給料もとても安いです。
会社に就職しているのならすぐ辞めるでしょ。給料は安い、叱られる、何の楽しみもありません。

そのな中、願いをしっかりと持っている子は堂々と歯を食いしばり修行に耐えて行きます。
そしていつの日か振り返ったときに幸せだったと感じるのです。
人として堂々と生きていけるのです。

我が流派 大都流は三百九十四年続く宮大工の流派です。
その伝書の一節には神仏の世界と一つになること説かれてます。
現在、私は三十二代目を仰せつかっております。
ただこれはあくまでも流派の伝事を伝えるために生かせて頂いてる人間方便であります。

今年も神仏に縁ある皆さまに厳しきご指導を伏してお願い申し上げます。

平成三十年元旦

宮大工 大都流三十二代当主

西嶋靖尚 鳳雲 謹申

質実剛健を貫いた男

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2017/6/23 金曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

その名を春名敏弥と申します。

(株)西嶋工務店は、先代西嶋勉親方が昭和25年兵庫県佐用郡佐用町(旧 南光町)にて西嶋組として立ち上げられました。
その後、姫路にて社寺建築を専門にする大工技術集団となり御縁を頂き今日の会社となっております。

春名敏弥はこの創業当時から先代と苦楽を共にし、厳しい世の中を親方への一心不乱な信心をもって付いてきて頂きました。

本日退社です。

春名敏弥78歳。
15歳で大阪の有名な左官組に入り18歳で西嶋へ。左官の組では若頭(番頭)まで勤め上げ数百人の頂点になる。
その後、西嶋にて左官と鳶、土木を専門にし、「敏弥が抜けた現場は5人入れろ!」と言われるほど賢く技術能力高く
その上、人に対して驕らず優しい人でした。
在職60年は弊社の最長です。

私が弟子入りした時、先代から「敏弥について荒壁付けてこい!」と言われた事があります。
当時は機械もなく全て人力で土を練りさしあげて荒壁をつける工法でした。
毎日毎日本堂を二人だけでつける作業です。
休憩もそこそこに直ぐ立ち上がり仕事を続けます。

1週間ほど経ったある日、「身体がもうついていけません!休ませて下さい!」と申し出ると敏弥し笑いながら言いました。
「ええぞ。ベッドがあるじゃろ?そこでゆっくり寝とけ。。」
よく見ると荒壁の土です(笑)

靖尚、ええか大切なことはな~頑張ることやない。続けることや。これ以上も以下も無い。

数々の名刹寺院文化財住宅全てにおいて春名敏弥は係わってきました。

そして沢山の兄弟弟子を育ててくれました。

長きに渡り本当に有難うございました。

 

宮大工 大都流32代当主

西嶋 靖尚 鳳雲 九拝

2017.6.23.022017.6.23.03

~昭和40年頃出石城隅櫓建前にて~

日常雑感

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2017/5/31 水曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

弟子の岩本剛の愛妻 みやこが塩パンつくって差し入れしてくれました。
天然酵母で最高に美味いです!

みやこありがとうね

2017.5.31.01

高野山専修学院35期同窓会

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2017/5/25 木曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

神戸東寺真言宗 安楽院杉本僧正様 同期生の同窓会が姫路で執り行われました。

弊社も安楽院様御用達のご縁で姫路城の案内役を仰せつかり皆様と共に楽しい城内散歩を
楽しまさせていただきました。

2017.5.25.072017.5.25.08

御来店

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2017/3/3 金曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

整形外科の世界的第一人者で有名な 信原病院 院長 信原先生が
会社に慰問に来られました。

御高齢ながら温和なとても人望厚き先生です。
世界情勢から今の若いもんは・・まで色々と勉強させていただきました。

2017.03.04

あけましておめでとうございます

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2017/1/1 日曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

2017年酉歳の幕開けです。

当主となって事初めは常光庵(五十三日堂)に籠り、除夜の鐘を聞きながら歳を迎えるとから始まります。

五十三日堂・・先代が名づけられました。初発意が生まれた時、53日間この御堂に参り祈念すると成就する。

大都流一門の精進を願い、有縁の皆さまの無事を一心に祈念致します。

肌を突き刺す寒さの中、一心に神仏に祈念致しておりますと、何時しか心冴え自身の汚れや慢心が消え去っていくのが
わかります。

我が流派大都流の道のりは、入門を許され徒弟制度に入り五年から八年で許された者に法被(棟梁資格)が授与されます。
その後、研鑽精進され境を超えた者のみに 秘伝書が下げ渡されその者たちが次の当主としての師格を得ることになります。
当主は、その死を自覚し、目を落とす数日以内に{次}を云い渡さなくては成りません。

当主は最後に次の当主に対し、奥秘伝が伝授され息を引き取られます。

この厳しい修行の中で、世間の誘いから逃げ出した者、自身の願いの中途半端さに気付いた者、いろいろな事情で途中下車
する子供たちが居ることも事実です。

迷いながら歯を食いしばり何度も何度も握りしめた爪がめり込みながらも耐えてる子供たちが居る事、これも事実です。

「願うものには門を開けておきなさい。救ってあげなさい。」
先代、勉の晩年の口癖でした。

宮大工という一大工の方便で私たちは救われる道を歩ませて頂いてます。

どうか皆さま、今年も素晴らしき出会いと神仏の縁を願います。

大都流 三十二代当主 西嶋靖尚 鳳雲

謹礼

2017.1.1

~常光庵(五三日堂)~

平成28年度御礼

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2016/12/29 木曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

平成28年もあと残すところわずかとなりました。

今年お世話になったお施主様方の皆様本当に有難うございます。
皆様の良き御縁にて私達一門も一歩づつではありますが成長させていただきました。

全国から若い子供たちが宮大工の道を目指し厳しい門をくぐり抜けこの世界で生きていこうと日々精進致しております。

この頃になりますと先代の教えを想い出します。
「子供たちはこの大工道に希望や夢を抱いて入ってくる。親にも叱られたことのない日々を毎日送る。
器用な子もいればどうしようもなくゆっくりと感の鈍い子もいる。みなそれぞれ一応に癖もある。
そんな弟子たちが日々の修行の中で、何度でも挫折を味わい辛く苦しい時期が必ずやってくる。
逃げ出したくなることもあるわな。 それでもこんな気持ちを引き止めさせてくれるものは何かわかるか?
親方が諭しても、当主がうんちく並べても意味はない。自身の気持ちを奮い立たせるのはただ一つ。
それはこの道に入った時の{願い}これのみが生きる糧となる。
我が道、大都流は素晴らしい、全ての人たちが救われる道なんじゃ・・・。
年末年始事はじめ、神仏の中で生かせていただいている自分たちは、この機にもう一度己に問いかけて
道を歩むことが大事である。 」

皆様、どうかよきお歳をお迎えください。

宮大工大都流三十二代 西嶋 靖尚 鳳雲 合掌

2016.12.29.01

~先代三十一代目 西嶋 勉 臥龍~

研修旅行

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2016/11/19 土曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

お施主様のご理解を得て今年も弟子従業員で癒しの研修旅行に行って参りました。
今回は風邪とくたびれにて欠席が多く少しさみしい旅行となりましたが、若い弟子たちはのびのびと?楽しんでおりました。

お伊勢参りと津市の観光です。

2016.11.16.032016.11.16.112016.11.16.052016.11.16.072016.11.16.082016.11.16.092016.11.16.102016.11.16.042016.11.16.06

雪化粧

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2016/3/1 火曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

昨夜から強い風が吹くと思ってましたら今朝起きるとこの通り。。

3月に入りましたがうかうかしていられませんね。

~社長宅の狸さん~

2016.03.01.02

あけましておめでとうございます

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2015/12/31 木曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

jijibaba

平成二十八年の幕開けです。
昨年も皆様に助けていただきこの激動の一年をおくることができました。

本当に感謝です。

お陰様で弟子たちも、厳しい修行の中、日夜大工道に励んでおります。
昨年、出雲から一人の若者が入弟しました。
歳は十七才、右も左も何も分からずに兄弟子たちに日々叱咤されながら寮生として
親方の言いつけを守り懸命に修行しております。

彼の願いは日本一の宮大工になることです。

同年代の若者たちが学生時代をおくっている最中、暑い日も寒い日も愚痴一つ言わず叱られても
ただただ「ありがとうございます」の返答のみでの行してます。

今は同年代の中「一職人」としか扱われないでしょう。
でも、これからの彼の精進によりきっと世の中がこの子を必要とする時代が来ると私は確信してます。

欲望の入り乱れたこの世に一つのことを続けることは並大抵の精神力では難しいと思います。

私たちの天命は宮大工です。

ありがたいことにこの命を賜りました。

本年も先師、先代から受け継がれた流派 大都流の命に従って精進してまいります。

どうか皆様、お助けください。

平成二十八年一月一日

宮大工大都流 三二代当主

西嶋靖尚 鳳雲 謹白

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