令和六年新年ご挨拶

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2024/1/1 月曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

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あけましておめでとうございます。

有縁各位の皆様方、本年もどうかご指導よろしくお願い申し上げます。

昨年は世間ではコロナが一段落し少しづつコロナ前に戻りつつありますが様子も様変わりし

生活に関わる物価上昇政治不信、何よりも人と人との交わりが簡素化されたように思います。

私も仕事上web会議なるものを何度か経験もし時代に付いて行くのが必死であります。

正しく宗教界も同じで役員会の開催が延期になり信者さんという方のお参りも少なくなったようにお見受けいたしました。

この時代に必要なものは何か・・人が求めるものは何なのか・・

信心は苦しみや悩みから救ってくれる最大の力になります。

そしてその信心を導く者が間違った教示をすると争いになります。

私達大都流の教えの中に「我が流派を修するものは真理を求めて・・・」という一文があります。

自身年越しのお堂に籠りあらためて神仏に低頭し己の未熟さに猛省し一念を捧げ皆様の無事を祈ります

 

令和六年一月一日

宮大工 大都流三十二代目

当主 西嶋 靖尚 鳳雲 九拝

令和五年元旦

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2022/12/31 土曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

皆様あけましておめでとうございます。

お健やかに新しい年をお迎えになられましたでしょうか。

毎年恒例の年越しお堂籠りにて、皆様の無事を祈念し天星尺に教えをいただき

山を降りてまいりました。

今年の山のお堂は雪もなく籠りやすく穏やかな時間でありました。

昨年は世界での戦いや静まらないコロナ・・相変わらず厳しい年でありました。

宗教につても然りであります。

何を以て新人となすのか。問い詰められた年でもありました。

日本には神と仏という信心の手段があります。

ご承知の通り神々は大自然の中で生かせていただいていることを知ることができ

仏教は救いを求める事ができます。

ところが、近年救いを求めている人々に何かしら違う方向でその「教え」を広めようとする事があります。

人は生きていると苦しみや悲しみどうしようもない壁にあたります。その時に救いを求めます。

人に手を合わせても仏像におすがりしても解決はしません。ただその時間が大切なのです。

神聖な道場に座る、その空間に自分をおいてみる・・。電車の中や遊技場では中々難しいと思います。

堂宇にお参りしようとしたその瞬間に信心は生まれ救いの道を歩んでいるのです。

どうか皆様間違った信心を持たず正しき道を歩みましょう。

三十一日神戸新聞に素晴らしい1面広告が登載されておりました。

この言葉を胸に今年一年弟子たちとともに精進して参ります。

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令和五年一月一日

宮大工 大都流 三二代 当主

西嶋靖尚 鳳雲 九拝

法被伝授式

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2022/2/11 金曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : お知らせ,堂宮大工のつれづれ草

2月11日吉日弟子 田中健夫

めでたく流派の法被が当主より伝授されました。

田中君は事務方として南光支店長、総務方を兼務し現在は寮長を務めております。

おめでとう御座います。

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あけましておめでとうございます

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2021/12/31 金曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

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令和四年が明けました。

今年の年越し籠りは粉雪舞う寒いお堂でありました。
昨年はまだ開ける事ないコロナ禍で大変な年でマスクが大前提人と人のコミニケーションも対面も難しくなかなか事を進める難しさを感じさせてくれましたね。
しかしそんな中、気付かされたことも沢山ありました。
表情わからぬ対面でどうやったらこちらの思いが伝わるか・・また対峙するとはどういう事なのか。。

 
如何に自分が欲得を捨てて素直に自分自身を曝け出す事が出来ているか。謙虚であるか。。そして願いをもぅて生きているか。

色々な場面で人生の老先生や先輩方とのお出会いの中まだまだ修行が足りてない己を反省させていただきました。 個人的にはスズメバチに15個所も刺されその勢いで飛び降り脚を骨折と悲惨な目にもあいました。それも先代に言わすと神仏の木々を命を何百本も切らせていただいているんじゃ、その罰は当主として身を切って罰を受けないといかんのじゃ・・お前が受けないと弟子たちにふりかかる。。。それだけは避けないといかん。(そう言われてきましたがやはり痛いのは痛いです・・。)

私は生涯一宮大工であります。
大都流という先師方が400年守り伝えた流派の当主としとその教えの門をたたき共に歩む弟子達とそして一門を超え精進を重ね真理とは何かを求めて参ります。
どうか皆さま本年も厳しきご指導伏してお願い申し上げます。

※常光庵にて大都流作法に則り無事を願う

令和四年元旦
宮大工 大都流
三十二代当主 西嶋靖尚 鳳雲 謹上

自粛要請

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2020/4/29 水曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

コロナウイルス対策で弊社も皆さまと同様連休明けまでの長期休暇といたしました。

お施主様にはご理解いただき有難うございます。

その影響で九州・東京・四国・徳島から来てます弟子たちが帰省出来なくなり引き籠り状態になります。

そして寮生たちは各自この間大切な時間を利用し自修に入ります。

そうこうしてましたら初日にの本日、寮生中心とした弟子たちが先代の墓掃除に来てくれました。

大自然の中で笑顔で仏さまの作務・・有り難いです。。

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新年明けましておめでとうございます

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2020/1/1 水曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

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令和弐年の年が明けました。

皆さま健やかに新年を迎えられましたでしょうか。
宮大工当主として毎年の行事にて除夜の鐘を聞きながら一人村のお堂に籠り御経を唱えております。
真夜中の凍りつくような夜中では有りますが、一心に経文を読んでおりますと不思議と心温かくなります。

世の中が平和であってほしい。。弟子たちと共に精進をしたい。。色々な願文を心にしたため手を合わします。
しかしながらこの行事も先代から引き継いだ時は本当に辛く感じました。世間とは逆行し何故こんなつらい思いをしながら
籠らないといけないのか・・それが正直な気持ちでした。ところが継続とはすごいものですね。 正法の継続は自身を正し
道の修正をしていただけます。そして柔らかな自身に巡り合えます。

今年も神仏にいだかれ弟子たちと共に精進致します。

どうか皆さまお助け下さい。

令和弐年壱月壱日
宮大工 大都流参弐代

西嶋靖尚 鳳雲 謹上

明けましておめでとうございます

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2018/12/31 月曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

皆さま新年あけましておめでとうございます。

いよいよ今年は平成も終わり新元号の年になります。

今年も毎年恒例の村のお堂に籠り全ての方々の無事と弟子たちの精進を祈念致しました。

世界情勢も相変わらず不安定な中、日本はどの様な一年となるでしょうか。

東京オリンピックや大阪万博そして名古屋城の建て替え等々景気を押し上げるお話のがある一方

若者の神仏離れが進みITという頭脳に洗脳され本当の自分自身を失っていくような思いでもあります。

平成の天皇陛下御退位の講和をお聞きしたときに人間として人としてのお優しさをしみじみと感じました。

御人徳とは人知れぬ御苦労の中にあって自然とそのお姿になられるものなんだと戦争を知らない私達には

有り難く受け止める事が出来ました。

どの様な時代になっても己の本心に尋ね正しき道を歩んで行きたいと願うばかりです。

有縁、古縁の皆さま、どうかご健康で良き年になりますように。

宮大工大都流

三十二代当主 西嶋靖尚 鳳雲 謹上

odaishid

平成三十年幕開け

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2017/12/31 日曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

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皆さまあけましておめでとうございます。

昨年は弊社株式会社西嶋工務店並びに一門を助けて頂き有難うございました。

毎年のことではありますが、真言宗、禅宗、真宗、日蓮宗、天台宗、宗教界、神社界そして一般の住宅、官公庁と様々なお施主様にお世話になりました。

お陰様で素晴らしい皆さまに出会え技もさることながら精神を学ばせて頂きました。

一門にもいろいろな出来事がありました。修行半ばで道をあきらめた者、心新たに宮大工の道を目指し門をたたいてきた者・・。
皆一応にして志を以て入門してきたのです。
続くものと続かない者の違いとは何か・・。それははっきりとわかります。
それは願いであります。
願いが本物であるか純度の高い素直なものであるかそれだけです。
弟子入りした子供たちはその日から親方や兄弟子たちに厳しい指導を受けます。
親にも叱られたことのない不条理な叱咤を受けます。お給料もとても安いです。
会社に就職しているのならすぐ辞めるでしょ。給料は安い、叱られる、何の楽しみもありません。

そのな中、願いをしっかりと持っている子は堂々と歯を食いしばり修行に耐えて行きます。
そしていつの日か振り返ったときに幸せだったと感じるのです。
人として堂々と生きていけるのです。

我が流派 大都流は三百九十四年続く宮大工の流派です。
その伝書の一節には神仏の世界と一つになること説かれてます。
現在、私は三十二代目を仰せつかっております。
ただこれはあくまでも流派の伝事を伝えるために生かせて頂いてる人間方便であります。

今年も神仏に縁ある皆さまに厳しきご指導を伏してお願い申し上げます。

平成三十年元旦

宮大工 大都流三十二代当主

西嶋靖尚 鳳雲 謹申

質実剛健を貫いた男

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2017/6/23 金曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

その名を春名敏弥と申します。

(株)西嶋工務店は、先代西嶋勉親方が昭和25年兵庫県佐用郡佐用町(旧 南光町)にて西嶋組として立ち上げられました。
その後、姫路にて社寺建築を専門にする大工技術集団となり御縁を頂き今日の会社となっております。

春名敏弥はこの創業当時から先代と苦楽を共にし、厳しい世の中を親方への一心不乱な信心をもって付いてきて頂きました。

本日退社です。

春名敏弥78歳。
15歳で大阪の有名な左官組に入り18歳で西嶋へ。左官の組では若頭(番頭)まで勤め上げ数百人の頂点になる。
その後、西嶋にて左官と鳶、土木を専門にし、「敏弥が抜けた現場は5人入れろ!」と言われるほど賢く技術能力高く
その上、人に対して驕らず優しい人でした。
在職60年は弊社の最長です。

私が弟子入りした時、先代から「敏弥について荒壁付けてこい!」と言われた事があります。
当時は機械もなく全て人力で土を練りさしあげて荒壁をつける工法でした。
毎日毎日本堂を二人だけでつける作業です。
休憩もそこそこに直ぐ立ち上がり仕事を続けます。

1週間ほど経ったある日、「身体がもうついていけません!休ませて下さい!」と申し出ると敏弥し笑いながら言いました。
「ええぞ。ベッドがあるじゃろ?そこでゆっくり寝とけ。。」
よく見ると荒壁の土です(笑)

靖尚、ええか大切なことはな~頑張ることやない。続けることや。これ以上も以下も無い。

数々の名刹寺院文化財住宅全てにおいて春名敏弥は係わってきました。

そして沢山の兄弟弟子を育ててくれました。

長きに渡り本当に有難うございました。

 

宮大工 大都流32代当主

西嶋 靖尚 鳳雲 九拝

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~昭和40年頃出石城隅櫓建前にて~

日常雑感

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2017/5/31 水曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

弟子の岩本剛の愛妻 みやこが塩パンつくって差し入れしてくれました。
天然酵母で最高に美味いです!

みやこありがとうね

2017.5.31.01

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