平成25年癸巳

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2012/12/25 火曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

2013.01.01.01

~手斧~
宮大工三器の一器

 

皆さん、明けましておめでとうございます。
昨年は、世界情勢も日本の国も色々な出来事が御座いました。
平和を祈る心は皆世界共通一つと思いつつ、各地で紛争が勃発し、これから武力によって制圧しようとする
国々も見受けられ、国内に目を移すと、政治の世界では{約束・公約}から
{奪回・政変}と、これまた紛争の一年でした。
この世間の情勢の中、素直に、ひっかかる事なく通る問題も、人の心が惑わされ本当に進むべき道が
逸れて行く経験をさせられたように思います。

身近に目を向けると、同業の大工さんといわれる人たちが相当数その職を引かれました。
寂しい事です。
諸先輩方は皆生きる為、生活するために 流行り に手を出さざるをえなかったのかもしれません。。
昨年、私たち大都流の一門に全国から47名の弟子入り希望がありました。
皆、それぞれの事情と熱意があり、全員を弟子入りの許可を出してやりたい思いでしたが、台所事情あり残念ながら
希望に添うこともできなかった事この場にてお詫び致します。

宮大工一筋に続けるということは本当に大変なことです。 
私の師が以前こう仰せでした。 
「続けること(継続すること)実はこれが簡単そうで一番難しいことなんじゃ・・」
私達は、神仏から、宮大工という手段をいただきました。
世がどのように変わってもこの灯明は消えるとこはありません。
今年も、弟子と共に精進致します。
どうか皆様、ご指導伏してお願い申し上げます。

大都流三十二代
当主 西嶋 靖尚 鳳雲

弟子宿題

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2012/11/29 木曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

入弟6か月、百田将志(香川出身写真右)、坊垣賢介(姫路市出身写真左)両名の宿題完成です。

今回親方から出された宿題はトイレのペーパー入れです。
檜製の箱にて制作しました。
寮のトイレはこれでまた清められます。。

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日課

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2012/11/19 月曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

毎朝、会社に出勤しますと一番に先代遺影にお参り致します。
一香を焚き一読し、今日一日の弟子たちの無事を祈り、世の平和を祈願し
一日をスタートします。

先代を拝顔してますと毎日叱られているようでなかなか笑顔いただけません。。
これも全て自我からくる迷いでしょうか。
修行は日々刹那に続いています。

ー写真説明ー
卍蛙股・・先々代(大都流三十代目作)
不動明王・・昔、会社の焼却炉に掘りこまれていた仏様を先代が見つけて修復する。
御札・・ご縁を頂きている御寺院・神社様から授かる。

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桃栗三年柿八年

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2012/10/24 水曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

今年八年目の柿です。

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弟子宿題

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2012/10/4 木曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

修行の一環で夜な夜な作業をしています。

入弟三年と五カ月、金子裕哉 作 四方転び手桶(檜製)です。

さてさて、水が漏れるか!漏れないか・・・。

2012.9.28.00

老婆の奇跡 ~こぼれ話~

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2012/10/2 火曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

昨日亡くなったおばあさんのこぼれ話です。
「あんな、やっちゃん、人生はな玉入れと同じやった」
亡くなる二週間前の日曜日に作務をしてた五十三日堂での立ち話です。

初めて運動会で玉入れをしたのが五歳の時、意味もわからず赤も白もとにもかくにも
握っては掘り投げ掴んではかごに入れる。敵味方など考えず、目の前のそばがらの玉を投げるだけだった。

次に尋常小学高学年、白には負けるな!絶対赤だ!気合い入れろ!そう教えられ
本気で戦った。勝ったら万歳三唱!

いつしか老人会で玉入れ、準備してくれた籠は幼稚園時代と同じ高さ。
ばかにするなよ!と思いつつ必死に投げるが情けないかなとどきもしない。。
笑顔こぼれる中、数など勝ち負けも赤も白も関係なくただひたすらに無邪気に成って
腰を伸ばし頑張っていた。

何も無い時代だったけど、無邪気に純粋に生まれ育ち毎日が楽しかった。
それから少しして物心ついたころから生きる為の争いをしきた。
振り返り、何か残ったかというと何も無い・・。

気がついてみたら百八つの玉入れの数・・

ありがとうな ありがとうな

願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国

                                              合掌

老婆の奇跡

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西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

私事ですが昨日、村のお葬式がとれました。

亡くなられた方は御歳84歳のおばあちゃんです。
私も幼少期からよく今日までよく叱られ成人になっても色んな事を教えていただきました。
このおばあさん、実は村のお大師堂(通称五十三日堂)に私の母同様毎日お参りするのが日課で
御足も元気で頭もボケずに、毎日毎日このお堂にお参りしお経を唱えながら「長男〇〇の怪我が治りましょうに・・
孫〇〇の就職が決まりますように・・」そして最後に「ぽっくりとあの世に逝けますように。。」これが口癖御経でした。

9月30日夕方気分が悪いと横になったおばあさんをみて、息子さんが救急車を呼び点滴を打ってもらい自宅に戻ってきました。
その夜、寝てるのかなと思うとどうやら様子が変、そのままどうやらぽっくりと旅立たれたようです。
1日お通夜式前、台風17号が通過との予報、村の人たちとこりゃ大荒れやな!こんな日にお通夜せんでええのに。。」
心配の中、なんと台風は逸れて夕焼けが自宅祭壇を照らしてくれてます。
2日葬儀式、直前にまた大雨・・バタバタしてるとなんとなんと開式15分前に晴れ上がり、さわやかに六道の灯も送り火となってくれました。

五十三日堂は願いを成就させてくれるところだ。と自負し、作務(掃除)をしてた私に、「いつもすまないな。ごくろうさん」と
声を掛けてくれてたおばあさんがまた一人居なくなりました。

彼岸花咲き乱れる田舎道、帰路につく村の人々から「あのばあさん最後に奇跡起こしたなぁ~」そんな声が聞こえてきたお別れでした。
2012.10.01.00

高欄 ~弟子宿題~

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2012/8/9 木曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : お知らせ,堂宮大工のつれづれ草

県内の展示館より予算がないのでと・・・依頼を受けた高欄です。

丁度よい勉強になるので寮生の宿題にしました。
寮長 岩本 剛を親方に寮生数名の共同作です。
また、擬宝珠は社長の友人であるロクロ師m氏に依頼し協力していただきました。

日本国産檜製 釘・ボンド・ペーパー使用せず。
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大本山 妙心寺

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2012/7/4 水曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

6月末日、妙心寺管長 河野太通老大師よりお電話をいただき、本山妙心寺へご相見の栄を賜り参拝してまいりました。

目的は現在修復御用達中の太通老師様自坊、網干 龍門寺庫裡修復に取り入れたき彫刻があるので見に来なさいとのご用命でした。

当日はなんと管長自ら本山の法堂から始まり納骨堂まで普段入堂不可能な場所まで事細かくご案内をいただきました。

弊社、社長を含め担当者感無量の面持ちで参拝することができ、これからの禅宗様式に貴重な感動を得た事は本当に感謝です。

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名古屋城

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2012/6/20 水曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

仕事の関係で関東方面に行く用事があり帰り途、名古屋に立ち寄り久しぶりに名古屋城を見学してきました。

言うまでもなく徳川家康が築城した金の鯱鉾が有名な御城です。

現城は、昭和20年に空襲の為喪失し再建した城ではありますが展示の手法や事細かな仕事は立派な
棟梁が親方であったと感服いたします。

実はこの御城、先代親方とも深い縁があります。
先代、勉親方が16歳の頃、特別飛行隊(予科練)菊水隊という特攻命令を受けた横須賀の隊に所属しておりました。
終戦を迎え、横須賀から兵庫県に帰る国鉄の列車の中から空襲で燃え盛る名古屋城を横目に「城が大きな炎に包まれてる・・・日本も終わったな。。」
そう感じながら帰省したとの話をよく聞かされました。
その後、宮大工として修行に入り20代後半に全国を大工修行で行脚してるときに名古屋城の大工で柴原號斎とい大棟梁に出会いました。
その棟梁に数々の秘法を授かり、なんとありがたきかな名古屋城の設計図も拝受されたのです。
この設計図も我が流派の大切な宝となっております。

現在、本丸御殿が平成の名工達の皆さんによって普請されてます。

皆様も是非見学されると楽しいですよ。
無論、姫路城も見学に来て下さい (株)西嶋工務店の宮大工が居ますから!

~以下、名古屋城公式HP~

名古屋城本丸御殿 Nagoya Castle Hommaru Palace

名古屋城公式ウェブサイト

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