山陽教区スタッフの皆さんが動画アップされました。
●エコなお風呂
昨今エコ住宅やエコエネルギーが社会問題となり各社各戸一応に色々と新しいモノが研究されてきてます。
そこで我が家が50年来変わらないエコを紹介致します。
お風呂です。
それも直炊き まぁ早く言えば焚き物のお風呂ですね。
今はオール電化やガス給湯が主流の時代に毎回お風呂の改修はこの直炊きにこだわってます。。
その理由としてまず燃料(廃材)が豊富である事。
次に、田舎である事。
また、温もりが違う事。
そして、お風呂が好きな事。
以上が大きな理由ですね。
燃料は神仏の仕事をしてますので毎日有り難い欅・桧・松・杉と日本材の廃材が発生します。
先代の口癖で、神さんや仏さんの残り木を捨てるのはもったいない・・その灯で頂けるお風呂はとっても有り難い・・
そんな言葉に一々納得して今も続けてます。
このお風呂を利用するには何点かのコツ?があります。
その1・・少し沸かしすぎにして最初に入る人が大きなポリバケツに2杯にお湯を溜めておく。
その2・・既製品のお風呂ユニットで造る。
その3・・サウナにしたい時は沸騰するほど焚く。
その4・・お風呂の壁は桧か杉を張ると良い香りがする。
その5・・煙突が必要である。
その6・・煙突掃除が必要である。
家族5人であれば一抱えほどの焚き物を2束ほりこめば4時間は暖かいですね。
参考に我が家で使っている直炊きユニットの紹介です。
http://www.daiwajuko.co.jp/products/holobath/jikadaki/index.html
施工後、約15年から20年使えますよ。
●常光庵 大師堂
先代親方と奥さんが毎日お参りされ私達流派が秘伝書を賜る場所として大切にされてりる常光庵大師堂です。
このお堂は村(佐用町下三河)のお堂ですが西嶋家が代々世話役をさせていただき守を致しております。
堂内には正面阿弥陀様、御大師様、不動明王がお祭りされ何時の世も私達を見守っていただいてます。
今回、このお堂の塀が古くなり改修する事になりました。
費用はありません。 私達の弟子(今回は寮生全員で)3日間かけて新しく板塀を造りました。
弟子達にとっても将来この堂内で秘伝書を授かる事を願い一生懸命の奉仕作務です。
迷いや不安あればこの境内で腰を下ろすと心安まれます。。
作業終了後は、恒例の佐用ホルモンうどんです。
まぁみんな食べる食べるわ 元気もらいました(笑)
●女子高校生と便器
以前、書いたかもしれませんが・・
先代から続く取引先の娘さん、当時16歳の高校生でした。
家業が建材屋されてました。
実家兼ねたお店から通う高校まで電車通学されていた彼女にお父さんから電話が入りました。
「すまんが帰りに○○建材に寄ってお客さんに頼まれた品物持ってかえってきてくれ」
娘さんは迷わず引き取りにいきました。
中身は便器、それも新聞紙にくるまれて縄で縛っているだけの包装・・・・。
父は鬼のように怖い存在、断ればどんなに叱られるか・・・
山陽電車に便器を乗せ回りの視線を浴びながら涙ながらに帰宅しました。
振り返り彼女は言いました、人生でこれ以上の恥ずかしさと惨めさは無かったと。。
持ち帰った時父は一言、「おーご苦労、まっとったんじゃ。」
今、その彼女は六十三歳、同じ実家でお手伝いされてます。
先日、久しぶりにそんな事ありましたね。。とお聞きすると
「 あぁ~そんなことありましたね(笑)
今の私は、その便器が売れたからこそ生きていれるんです(笑) 」
人は色々な困難や苦しみに遭遇します。
でも、真っ直ぐに素直に生きて行く事、これを大切にしていれば解決してくれるような気がします。
久しぶりに素敵な彼女にお会いしたもので・・・。