●加西市 羅漢寺と酒見寺
加西近くにある五百羅漢で有名な羅漢寺さんと真言宗酒見寺さんです。
現場近くにある名刹でしたのでお参りさせていただきました。
五百羅漢では、案内の方に諭されて、自身に近い石仏を探しましたが皆々お悟りを開かれたご様子で、探す己が如何に煩悩の中で生きているか・・・反省することばかりで御座いました。
酒見寺さんのお参りでは、鐘楼堂の極彩色のすばらしさは久しぶりに心の洗濯をさせていただいた思いです。
御用達の大工さんと、諸職工の技術力そしてなによりも当山ご信仰の篤さを感じさせていただきました。
ありがたい事です。 ~常光庵主~
{加西市 地域振興部 ふるさと営業課HPより}
五百羅漢・・素朴な自然の中でゆったりと瞑想の旅を続けている石仏たち。 ここはやさしい羅漢のふるさと
羅漢寺の中にある五百羅漢は、いつ、だれが、なんのために作ったかわからず、今もなぞにつつまれています。大分県耶馬渓山、山梨県吉沢の羅漢とともに全国的に有名な石仏であり、古くから「親が見たけりゃ北条の西の五百羅漢の堂に御座れ」とうたわれ、面貌の異なる石仏の中に、必ず親や子に似た顔があると言われています。素朴で表情豊かな野の仏として多くの人々に親しまれています。
酒見寺・・天平17年(745年)行基菩薩の開山と伝えられています。当寺は度々兵火に焼かれていますが、中でも天正年間の三木攻めの際の兵火では境内ことごとく焦土と化したといいます。その後再興されたのが現在の伽藍です。このような兵火にあいながらも、寛文2年(1662年)に再建された国重要文化財の多宝塔(写真)や、県重要文化財の鐘楼など見事な文化財を有しています。
また、仁平3年(1153年)の旱魃のとき近衛天皇の勅願により播磨六山(書写、増位、八徳、妙徳、法華、蓬莱)の僧が集まり、大般若経を読んで雨乞いをすると、たちまち雨が降り、それ以後は毎年勅使を迎えての恒例行事になったといいます。隣接する住吉神社の勅使塚はその記念塚です。