地震考

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2007/10/18 木曜日 西嶋工務店より / カテゴリ : 堂宮大工のつれづれ草

taishinn.jpg10月17日毎日新聞朝刊に京都大学防災研究所鈴木先生の地震学に関する記事が掲載されました。
内容はと申しますと伝統建築に関する耐震補強についての内容です。
この実験には弊社設計部社員も見学に上がり様々な実験内容を確認致しました。
 私共も昨今思うに建築基準法の中、多種に渡る金物補強を含め基準に到達する為の手段を取り入れております。
しかしながら鈴木教授も調査の中で、耐力を持たせる為に行う”補強”に問題があると仰せられています。
 思い起こせば阪神淡路大震災時、翌日より現地に向かい弊社が建造した社寺を調査しました所、半壊倒壊は一件も無く安堵さながら詳細に渡り確認致しました。その中で見受けられたのはやはり筋交い補強等行ってる箇所の部分破壊でした。
伝統工法による”木組み”を行ってる箇所はその揺れを柔軟に受け一切において損傷は軽度のものでありました。
 昨今、施工現場をみておりますと、どうも伝統工法と基準法の狭間で中途半端な構造補強が行われているように思えてなりません。
大手メーカーさんの研究によりプレハブ工法は相当頑固なものになりましたが未だ伝統工法の”技”は衰退する一方です。
   新たなる耐震技術も必要であるとは思いますが各先生方、諸先輩方におかれては原点に立ち返りご研究を願うものであります。

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