●(株)西嶋工務店研修旅行
秋深まる中、弊社恒例の研修を兼ねた慰安旅行に出かけて参りました。今年は千都1300年を迎える古都奈良、古建築と名刹にふれる旅でした。中心地、興福寺・東大寺・朱雀門・薬師寺の参拝を行い先人達の技と願いを感じることが出来皆一応に心に残ったと思います。今年入弟した弟子達から40年以上の弟子達もそれぞれに観る位置、感じる所が皆それぞれに違いはあります。大切な事はどんな事でもいいから”感動”を覚える事が大切ですね。回想するに、先代親方が毎年このような企画をし私達を連れて行ってくれてました。ある現場で「おい!あの墨は伊勢神宮の隅と同じように枝割りを使え」と言われるんですね。その伊勢神宮と云うのが研修旅行で参拝した神社、それも15年前の旅行地の事を指してました。私も当時いったい何の事を言われてるのかさっぱりわからず親方から痛棒頂く事しばしばでした。古人の親方衆はすばらしい・・そして地方に行けばまた現代の親方衆も立派な方がおられる・・常々頭(こうべ)を下げて入弟間もないように目を輝かせ観ておられた親方を思い浮かべます。弟子達も皆今回の研修旅行で得たものをきっと将来役に立て自身の向上につなげてくれると信じてます。夜は恒例の無礼講宴会、若い子供達の音楽には残念ながら付いていけません。。。