●新年明けましておめでとうございます
令和弐年の年が明けました。
皆さま健やかに新年を迎えられましたでしょうか。
宮大工当主として毎年の行事にて除夜の鐘を聞きながら一人村のお堂に籠り御経を唱えております。
真夜中の凍りつくような夜中では有りますが、一心に経文を読んでおりますと不思議と心温かくなります。
世の中が平和であってほしい。。弟子たちと共に精進をしたい。。色々な願文を心にしたため手を合わします。
しかしながらこの行事も先代から引き継いだ時は本当に辛く感じました。世間とは逆行し何故こんなつらい思いをしながら
籠らないといけないのか・・それが正直な気持ちでした。ところが継続とはすごいものですね。 正法の継続は自身を正し
道の修正をしていただけます。そして柔らかな自身に巡り合えます。
今年も神仏にいだかれ弟子たちと共に精進致します。
どうか皆さまお助け下さい。
令和弐年壱月壱日
宮大工 大都流参弐代
西嶋靖尚 鳳雲 謹上