田中邸には伝統的な民家のだいどこ上に、換気や採光のために付いていた”越し屋根”を設置します。この越し屋根は旧S邸の屋根にも付いていたものです。 田中邸は昔ながらの荒壁をつけます。その下地として”小舞下地(竹を縄であむ)”をつくります。この小舞が完了しましたら、いよいよ施主交えての荒壁塗りです。
新材と古材を見極め場所により“古色彩色”を施します。 新材を旧材と同じ色合いにする為、特殊な植物性材料を調合し仕上がりの調和を整える作業です。 なぐり梁(ちょうなではつった梁)は当時のものです。
将来の家主??さんと田中ご夫婦による棟木落書きです。 はたして百年後いや何世代か後の人がこの落書きを見つけてどう思われるか・・楽しみです。
本日は待ちに待った上棟式です。 天気も良好でこの度の移築のご縁頂いた旧家主当主、佐々木さんご夫婦もお祝いに駆けつけていただき大工当主神事の後、親戚一同と工匠とでお祝いを致しました。
古材の梁組が立ち上がってきました。150年を経過した日本の松梁はその強度も炭に燻された姿も凛々しく思われます。吉日より柱建てぞめを行った現場は施主・ご親戚の皆さんそして我が工匠達を交えて上棟式となります。
いよいよ建て方の開始です。古材がいかに生き返るか!お楽しみに。
古材を出来る限り再使用します。腐れ部分を取り除き新材を結合し、より強固に造り上げていきます。
土台据え作業を行い、その後柱石の寸法合せ(光り付け)を実施。
ベースコンクリート打設工事を実施。
地鎮祭の後、その敷地にて実際の間取り・配置の位置決め(地取り)作業を施主様立会いで確認して頂きました。 合せて、隣地との境界を隣地人と施主様立会いの下、双方承認をして頂き明確に線引き確定も終えることができました。
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