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![]() S邸から新T邸への再生の様子は「法被の綻び」の古民家再生プロジェクトで公開中です。 |
旧S邸の主屋は、交流のあった永富家(国指定重要文化財)の古文書や、小屋裏に残っていた御守札入の箱の裏書墨書などから、今から約150年前頃に建立されたと推測されています。
現存の建築遺構(主屋)は、付属建物が現存せず、雨漏りによる腐食が各所にみうけられるものの、軸組み(骨組み)は堅牢な状態で残っています。
また、建立後の増改築が少なく、建立当初の形態を良くとどめています。
主屋は、永富家の平面形態と類似する江戸時代後期の大規模な民家の形式で、文化財的価値の高いものと思われます。
建物は主屋の南を正面とし入母屋本瓦葺き、下屋庇(本瓦葺き・一部桟瓦葺き)を東西南北に設けた造りとなっており、北側には井戸屋が付属します。
規模は間口(桁行)11間半、奥行き(梁行)6間半。
1階の南側の土間と畳敷き6室が客用で、北側の土間と板間、畳間3室及び中2階の3室が家族の生活の場となっていたと思われます。
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